ジオグランデ宝塚山手台（4階 南西向き）

担当者のコメント

『ジオグランデ宝塚山手台』は、阪急「山本駅」から北西方向へ徒歩8分、『宝塚市山手台東1丁目』にある総戸数186戸の大規模マンションです。周辺は第一種中高層住居専用地域内の一部集合住宅、主に一戸建てが立ち並ぶ住宅地です。東側約200mを最明寺川が流れており、周囲に山林が広がっています。最明寺川沿いには遊歩道が整備されており、上流には最明寺滝があります。近い場所に『山手台南公園』『山手台東1丁目第2公園』などの公園が点在し、『山手台南公園』の周囲では古墳が発見されています。阪急不動産と幸和不動産により共同開発されたニュータウンで、各所にコミュニティ街路やグリーンベルトなどを配した歩行者や住環境に配慮された造りです。地勢は高台で、標高は約100m。道幅6m前後の道路が多く、街路は整っています。生け垣や庭木のある邸宅が立ち並び、町中も緑豊か。高速道路のインターチェンジまでは距離がありますが、長尾山トンネルを通って、郊外にスムーズにアクセスできます。阪急「山本駅」からの道のりは上り坂で、駅との高低差は約45m。洪水浸水想定区域・土砂災害危険箇所・土砂災害警戒区域の指定はありません。敷地は所有権。建物はアウトポール設計・ハーフPC合成床工法・スパンクリート合成床工法のRC造9階建てで、溶接密閉型帯筋を採用。施工は奥村組です。床スラブ厚は275〜350mm、戸境壁は180mm。住宅性能評価書を取得しています。エントランスにオートロックと宅配ボックス、棟内（敷地内）に車寄せ、洗車スペース、ペット足洗い場、ラウンジ、ミニショップ、多目的ルーム（集会室1・集会室2）付き。敷地内駐車場は186台（戸数に対する割合100%）で、自走式立体です（来客用駐車場3台あり）。なおペットの飼育が可能です（諸条件あり）。
この物件は4階部分、南西・北西・北東の三方角部屋で採光・通風良好。高台につきバルコニーかからの眺望も良好です。間取りは専有面積89.33平米の3LDK。LDK約18.1帖の横長リビングのプラン。複数方向に採光部があり、バルコニー面積は33.18平米です。付帯設備は浄水器、ディスポーザー、洗浄便座、浴室乾燥機、床暖房、ペアガラス、TV付きインターホン、スロップシンクなど…。現況は空き部屋です。また、敷地内駐車場に空きがあり、月額使用料は6,000円です（2024年6月時点）。
保育施設・学校は『長尾幼稚園』徒歩4分、『山手台小学校』徒歩15分、『山手台中学校』徒歩9分。最寄りのスーパーは『コープ　山本』徒歩11分。その他『山手台南公園』が徒歩2分、『長尾サービスセンター』と『あいあいパーク』が徒歩10分の場所にあります。

担当者

宮村 有樹彦（みやむら ゆきひこ） 宅地建物取引士

不動産用語

ニュータウン

ニュータウンという言葉は広義に解釈できますが、一般的には郊外に新たに作られた街のこと。当サイトでは、（1）1950年代以降に開発が行われた大規模な街であること（2）タウン内に学校やスーパーなどの生活施設が設置されていること、この2つの要件を満たす街をニュータウンと呼んでいます。ニュータウンのメリットは整った美しい街並みやタウン内の利便性の他に、隣地とのトラブルの種が少ないことが挙げられます。古くからある街では、敷地の境界が曖昧だったり、他人の給排水管が自分の敷地に埋まっていたりすることも珍しくなく、これらは隣地とのトラブルの元になります。ニュータウンではそのようなことが基本的に無いため、安心して住むことができます。

アウトポール設計

アウトポール設計とは、柱が室内に張り出さないように、バルコニー側や共用廊下側に柱を出した設計のことです。室内がスッキリして見た目がよくなる、家具が配置しやすい、隣のバルコニーとの間に柱があるためプライバシーが確保しやすい、などのメリットがあります。

住宅性能評価書

『住宅性能評価書』は、住まいの性能を表した書類のこと。住宅性能表示制度に基づいて発行され、地震などに対する強さや火災時の安全など10分野32項目の評点が記載されています。評点を付けるのは国土交通大臣の登録を受けた第三者機関。専門家でなくても住宅の性能が一目で分かるようになっています。またトラブルの際に、専門機関が対応してくれたり、住宅ローンの割引を受けられたりするなどのメリットがあります。また評価書には設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書の2種類があり、設計住宅性能評価書は設計時、建設住宅性能評価書は完成時に発行されます。

土砂災害警戒区域

土砂災害警戒区域とは、土砂災害防止法に基づいて指定された区域のことで、「イエローゾーン」とも呼ばれています。土砂災害の危険性があると思われる区域の基礎調査を行い、災害によって住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められると土砂災害警戒区域に指定され、「市町村地域防災計画への記載」、「災害時要援護者関連施設利用者のための警戒態勢」、「土砂災害ハザードマップによる周知の徹底」など土砂災害による被害を予想するとともに警戒避難態勢が整備されます。

土砂災害危険箇所

土砂災害危険箇所とは、人家などに被害を与えるおそれのある「土石流危険渓流」、「地すべり危険箇所」、「急傾斜地崩壊危険箇所」の総称です。急傾斜地とは、傾斜度30度以上、高さ5メートル以上のがけのことを指します。土砂災害による被害のおそれのある箇所について、危険箇所の周知や警戒避難体制の整備のための資料にすることを目的としています。国土交通省（当時は建設省）の調査要領・点検要領により都道府県が実施した調査によって判明したものです。なお、現在は土砂災害危険箇所に代わり、土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域の指定を進めているため、再点検は実施されていません。

洪水浸水想定区域

洪水浸水想定区域とは、川が氾濫した場合に浸水が想定される区域や、家屋の倒壊・流出をもたらすような堤防決壊に伴う激しい氾濫流・河岸侵食の発生が想定される区域のことです。指定時点の河川の整備状況を勘案し、想定し得る最大規模の降雨や、降雨により河川が氾濫した場合に想定される浸水の状況をシミュレーションしたものです。

第一種中高層住居専用地域

第一種中高層住居専用地域とは、都市計画における用途地域の1つで、中高層住宅の良好な住環境を守るための地域のことです。4階建て以上のマンションをはじめ、スーパーなどの床面積500平方メートルまでの店舗や病院、大学などを建てることができます。スーパーなどの日常生活に必要な施設が揃っていることも多く、生活利便にもすぐれています。

床スラブ厚

床スラブ厚とは、鉄筋コンクリート構造のマンションの床と屋根のことを指す「スラブ」のうち、床の厚みのことです。床に衝撃が加わることによって音が振動として伝わるため、遮音性を高めるために重要な役割を担っています。一般的な床スラブ厚は150～200ミリメートルとされており、この値が大きいほど遮音性に優れたマンションと言えます。

戸境壁

戸境壁とは、マンションやアパートなどの集合住宅において隣の住戸との境を仕切る壁のことです。防火の観点から耐火構造・準耐火構造・準防火構造・防火構造のいずれかにしなければいけないことが定められています。また、防音においても重要な役割を担っています。戸境壁はクロスの貼り方によって大きく分けられており、コンクリート壁に直接クロスを貼る「クロス直貼り」と、コンクリート壁にボードを貼り、その上にクロスを貼る「二重壁」の2つがあります。